身体に痛みがある時、皆様はどこへ行こうと考えますか?
- 整形外科?
- 整骨院(接骨院)?
- 整体院?
- カイロプラティック?
- 鍼灸院?
- リラクゼーションサロン?
整骨院(接骨院)は全国に5万店以上存在します!
マッサージ院や整体院などを含むリラクゼーション業界全体では13万件を超えます!
全国のコンビニが約5万店なので、いかに多いかということがわかるかと思います
特に間違われやすい整骨院(接骨院)と整体院の違いについてまとめました!
柔道整復師の免許を持っていますが、業界の良くないところは隠しませんw
この記事でわかること!
整骨院(接骨院)と整体院の違い!
整骨院(接骨院)とは?
本来は整骨院ではなく接骨院が正式です
令和5年2月13日にあはき師、柔道整復師等の広告に関する検討会が行われ、
今後、『整骨院』は不可となる方向です!
「ほねつぎ」とも呼ばれます
この「骨」と入っているのは柔道整復師だけが使うことが出来ます
柔道整復師=厚生労働省が免許を交付する、国家資格者です。
整骨院(接骨院)で診ることのできる怪我は「骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷」
骨や関節、筋肉、腱、靭帯に外傷性ではっきり原因のわかる損傷に対して、手術などをしない「非観血的療法」によって人が持つ自己治癒能力を最大限引き出す施術をするのが仕事
健康保険を使用した施術ではこの範囲でなければいけません
原因のわからない慢性的な肩こりや腰痛は健康保険の対象外です
ただ揉んでくれる、保険のきく安い「マッサージ屋」だと思われている方もおられます
しかし、さまざま理由をつけて、不正請求をする整骨院(接骨院)が多く、あまり良い印象がない方も多いと思います
整骨院(接骨院)だけでなく、病院や診療所などでも「予防」には保険を利用することはできません!
毎日、骨折した人や脱臼した人…学校やスポーツ施設の近くだったとしても、捻挫する人がそんなにいるでしょうか?
それなのに、1週間に1回のペースで現状を維持しましょう!と言われたら?
健康保険の不正請求に加担している可能性がありますよ!
しかし、柔道整復師が慢性的な症状を診れない訳ではありません
それを説明していきます!
柔道整復師とは?
資格の名前に「柔道」とついていますが、元々は活法と殺法からきています
活法は生かす技!つまり治す技です
殺法は倒す技!これはのちの「柔道」です
なので、柔道整復師は「柔道」が必須!カリキュラムに「柔道」があります
学校に入ってから柔道を始めましたが、一応「黒帯」ですw
柔道整復師は厚生労働省または文部科学省管轄の施設で3年以上勉強しなければいけません
(専門学校・大学があります!)
国家試験を受け、国家資格を取得します
試験科目は
- 解剖学
- 生理学
- 運動学
- 病理学
- 衛生学・公衆衛生学
- 一般臨床医学
- 外科学
- 整形外科学
- リハビリテーション医学
- 柔道整復理論
- 包帯法
- 関係法規など
これらを必ず勉強しています(人体の骨や筋肉、神経など、嫌になる程勉強します)
骨折や脱臼を元の位置に戻したり、包帯やテーピングの固定をしたり
リハビリテーションの指導
運動療法、運動指導、後療法としてトレーニングやストレッチなどを行えます
柔道整復師は介護施設において「機能訓練指導員」として、体の機能維持のための訓練を行うこともできます
整形外科など病院のリハビリテーション分野で働く人もいます
急性の怪我を診ることが出来るので、スポーツ分野で働く人もいます
慢性的な症状ももちろん勉強しています!
健康保険を使用した保険診療で出来る事
原因のはっきりした急性の外傷(骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷)に対して、健康保険を使用します!
保険でできる治療としては
罨法(温熱療法やアイシング)、電気治療、首や腰の牽引、ウォーターベッド、メドマーなど
そして後療法として、手技(5分程度揉んでくれます)※院によります
後療法は運動療法なども含むので、しっかりした整骨院(接骨院)であれば動きの指導などもしてくれます
保険でできる範囲は本当に少ないのです
鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師
整骨院が「鍼灸整骨院」のところも多くあると思います!
柔道整復師と一緒に仕事をすることが多い職業です
鍼灸師は正確ではなく、「はり師きゅう師」です
鍼とお灸をすることができる免許!こちらも「国家資格」です
そしてあん摩マッサージ指圧師
「マッサージ」と言って良いのはあん摩マッサージ指圧師だけです
こちらも「国家資格」です
整体院とは?
整骨院(接骨院)は健康保険を使用する場合、保健所に届け出て、定められた施設の基準に達しているか点検を受けなければいけません
整体院を開業する場合、税務署に行って「開業届」を提出すれば開業できます
整体院は特に資格など必要としません
簡単に言うと誰でも出来ます
もちろん健康保険は使用できません
整体を学ぶセミナーや講習会など検索すれば見つかると思いますが、オンラインで勉強するだけだったり、3日程度の講習で取得出来るものもあります
別に国家資格を保有していなくとも、しっかりとした技術を持った先生もいます!
国家資格では最低限の知識を保証しているだけで、うまくない先生もやはりいます。
悪いことをする国家資格者だっています。
ですが、国家資格なので決められた年数以上は勉学し、試験を受けるため、それなりのレベルは必要となります。
保険の範囲ではより良い施術にならないと感じて、柔道整復師が整体院を営んでいることも多くあります。
国も資格制度を設けているわけなので、資格のない者に似たような業態の許可を出すのも良くないことだと思います。
車の免許がない人に車乗るのを許可しているようなものだと思っています。免許を持っていても違反する人はいるし…でも
免許がなくても車の運転が上手い人は乗っても良いのですか?
人の身体を触る以上は、しっかりとした知識を持った人であってほしいですね!
コメディカルと呼ばれる職業
コメディカルとは医師・歯科医師の指示の下に業務を行う医療従事者のこと
看護師や保健師、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士、義肢装具士、臨床心理士、柔道整復師や鍼師・灸師、あん摩マッサージ指圧師など国家資格を取得した者です!
これらコメディカルの中で開業権があるのが…
助産師、柔道整復師、鍼師・灸師、あん摩マッサージ指圧師です!
こんな時はどこへ行く?
脱臼や捻挫怪我の原因がはっきりとしている時
- 整骨院(接骨院)に行くと健康保険で施術を受けることが出来ます!
慢性的な痛みやだる重さ、肩こりなど
- 保険は使えませんが、しっかり診てくれる整骨院(接骨院)や技術のある整体院
- 鍼灸院やあん摩マッサージ院
姿勢不良からくる痛みなど
- 筋力をつけることで改善される痛みはトレーニングジムなどへ行った方が改善されることがあります
- 闇雲にトレーニングをすると痛めることも多いので、トレーニング指導がきちんとできるところへ行きましょう!
まとめ
整骨院(接骨院)と整体院の違いについて紹介しました!
症状に合わせて、行くところを選ぶのが良いと思います。
無資格でも腕の良い先生は多くいると思いますが、あまり身体のことの知識がない人の施術を受けたことで、事故も発生しています。
次の日に押したところが痛む、揉み返しが多いところも注意が必要です(揉み返しのことを好転反応だと説明している怪しい店もあります)
また、先生との相性などもありますので、個々で合う・合わないもあります。
十分調べてから利用して下さい!
当院は国家資格者のいるコンディショニングサロン
当院は国家資格【柔道整復師】を保有しており、接骨院・トレーニングジムでの勤務歴があります。
柔道整復師として、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷の急性症状を診ることが出来ます。
でもそれだけでは、100年健康的な人生を歩んでほしい!という目標を目指すには足りない…
そのため、足専門の医学(足病学)が大切だと感じ、足・膝・腰(下肢)の症状に対応する院としてオープンしました。
美容の健康の一部!医療を美容へ
エステサロンも資格は必要としません。
当院は最新の医療機器やエステ、プロのスポーツ選手がコンディショニングに使用する機器などを導入しています。
美容は健康の一部だと考えており、身体についての知識が活かせる場でもあります。
温活・腸活、フェイシャルエステなど、機器を使用し不調を整えます!
ぜひ、ご相談ください。