【姿勢や肩こりの鍵を握る存在“ファシア”が注目されている!?】
TVでファシアについてやっていましたが、“ファシア”をご存知でしょうか?
姿勢不良や肩こり、腰痛などの痛みに関与しているファシア
この記事では、ファシアについて基本的な知識をわかりやすくお伝えします。
ファシアとは何か?
ファシア(Fascia)は、私たちの身体内で広がる結合組織のことを指します。
この組織は筋肉、骨、臓器、血管、神経などを包み込み込んでいます。
筋膜と訳されることも。
身体全体を包み一体化させるもの。
ファシアの構造と役割
ファシアはコラーゲンの複合体でできている
ファシアは、主に繊維状のタンパク質から構成されています。
主要な成分にはコラーゲン、エラスチン、プロテオグリカンなどが含まれます。
これらの成分が織り交ぜられ、ファシアを強靭で伸縮性のある組織にしています。
構造的サポート
ファシアは筋肉や骨、内臓などの組織を包み込み、支え、形状を維持します。
運動の補助
ファシアは筋肉の収縮や伸展をサポートし、運動のスムーズな動きを可能にします。
血液やリンパ液の流れを助ける
ファシアは血管やリンパ管を包み込み、それらの流れを助け、体内の循環をサポートします。
神経の保護
ファシアは神経を包み込み、保護し、神経の適切な機能を維持します。
ファシアは3層構造
臓器層
- 内臓の位置を保っています。
深層
- 筋肉、神経、血管を包む
- 侵害受容器が豊富(痛みを感知する)
浅層
- 皮膚のすぐ下にある
- 脂肪と水分を保持
- リンパや血管の通り道
ファシアが不具合を起こすと…
ファシアは全身を包んでいて、侵害受容器が豊富です。
つまり痛みを感じる組織ということ。
一部のファシアに癒着が起こると、歪みが生じます。
この歪みにより原因とは遠い部位にまで痛みが出ることがあります。
肩こりや腰痛など、その部分が問題じゃない!ことも。
ファシアのケア方法
ファシアはコラーゲン線維なので、熱を与えると緩みます。
摩擦を加えながら、軽く押すのがセルフケアとしてはおすすめ!
筋膜リリースと呼ばれることが多いです!
セルフケアしにくい場所は専門にお任せを!
まとめ
ファシアは身体を支え、保護し、運動を可能にする重要な組織です。
セルフケアや運動を行なって、ファシアを正常に保つことで身体の調和を維持しましょう!